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ayanozのお仕事むかしばなしまんが③アイドル大工さんと嫌われ大工さんの話

ayanozです。

リフォームや新築など、建築現場においては大工さんがなにより重要です。

現場の仕上がりは大工さんの腕にかかっていると言っても過言ではありません。

そこで私の印象に残っている2人の大工さん、AさんとBさんの話をしたいと思います。

 

工務店はすべての職人を雇っているわけではない

かつて勤務していたリフォーム会社では、大工さんと水道工さん数人を確保していました。

(直接雇用している人もいれば、個人事業主で日当を出している人もいました。)

リフォームは内装と水まわり工事が主体だったため、内装や塗装などは必要な時に各職人さんへ発注していました。

 

大工さんは現場では監督の代わりに話をしたりする

リフォーム工事の場合、現場担当の監督は1人で数カ所の案件を抱えていることが多いので、不在にしている場合が多いのです。

そのためお客様が質問したいときは大工さんを通して相談されることが多かったです。

 

大工Aさんはどんな人?

ベテラン大工の1人であるAさんは、集団就職で中学校を卒業後東北から同級生と上京して大工さんになりました。

無口でちょっと怖い雰囲気ですが、仕事は真面目で完璧でした。

やがてその寡黙さは真面目で集中する性格の現れだと理解され、仕事の丁寧さからリピートされるようになりました。

中には近隣からのご紹介で連絡をくださる方ですら、Aさんを指名するくらいに。

もちろん現場担当たちも奪い合いです。

 

大工Bさんはどんな人?

もう1人の大工、Bさん。

Aさんより年齢は10ほど下で、高校を卒業後大工になったそうです。

若い頃は大手の会社から、毎日のように仕事を割り当てられ、収入も今では信じられないくらい高額だったそうです。

でも、ちょっとクセのある人でした。

腕は確かなはずですが、現場でちょっとケチをつけられるととたんにやる気を失う人でした。

態度も悪くなるし、仕事も手抜きが目立つようになりました。

そうなると当然お客様は怒り心頭。

クレームを受けるのは会社にいる私。

仕方がないのでひたすら話を聞き、社長や担当に報告し、注意してもらっていました。

しかし注意すればするほど態度は悪く、仕事はますます手抜きがひどくなっていきました。

そしてある日突然、現場に来なくなってしまいました。

そうなるとスケジュールを再調整するのに四苦八苦。

どうしても入れない現場のお客様には、頭を下げて待ってもらったり。

もちろん怒られるのは私と担当です。

AさんとBさんの違いは「実るほど頭が下がる稲穂かな」だった

Aさんは若い頃苦労されたそうで、奥様にも10年ほど前に先立たれたそうですが、息子さん一家と同居して70代の今でも現役です。

一方Bさんは若い頃の贅沢が忘れられず、仕事のみならず家庭内でも急に不機嫌になることが多かったそうです。

ちなみにバツ2だそうです。

生まれ育った環境や本来持ち合わせている性格にもよるのでしょうが、今も昔も能力があってもあまり自己主張せず物腰が柔らかい人こそが好かれるものです。

今もAさんは現場で活躍していることでしょう。

そしてBさんは、今どこでどうしているでしょうか。

家庭もあるようですし、何も言わずに仕事を飛んで自ら信頼を無くす行動は控えたほうがBさん自身のためなのですが。

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