貼ってはがせる壁紙失敗しない貼り方をマスター アイキャッチ

貼ってはがせる壁紙 失敗しない貼り方をマスターしよう

数々の貼ってはがせる壁紙をご紹介しましたが、今回はこれらを失敗せずに貼るテクニックを伝授したいと思います。

 

壁紙DIYをする前に確認

貼ってはがせる壁紙は壁によっては貼れないところがあります。

壁紙DIYをする前に、壁の様子をよく確認しましょう。

貼ってはがせる壁紙が接着する壁・普通のビニール製の壁紙が貼られた壁

・化粧板やベニヤ板などのツルツルで凹凸がない壁

 

貼ってはがせる壁紙が接着しにくい壁・防水加工や防汚加工され表面がザラザラした壁紙が貼られた壁

・コンクリートや土、砂、漆喰など表面がデコボコしがちで不安定な壁

・浴室などの湿気が多い壁

・表面がデコボコで雨ざらしになる外壁

 

壁紙DIYの手順

壁紙DIYの手順を説明します。下記の手順通りお願いします。
完成イメージをご覧ください。
↓DIY前画像

貼ってはがせる壁紙 DIY前画像

 

↓完成予定図

貼ってはがせる壁紙の貼り方 完成イメージ

 

①壁紙を貼り付けたい場所とレイアウトを決める。

まずは壁紙を貼る場所と寸法、アクセントにするか4面すべてにするかなどを決めましょう。

ネットショップなどで何度も注文することがないように、紙に壁の高さと幅の長さを書き出して必要な材料とその数量を割り出しましょう。

ちなみに一般的なお部屋の寸法は以下のようになります。

 

一般的に、住宅の壁は約90cm(910mm)づつ広がっていると考えてください。

お部屋の平均的な壁の寸法

今回は、

場所:小学1年生の娘の6畳の部屋

(壁高さ2,400mm(240cm)・壁幅合計12,740mm(1,274cm))

施工計画:1面にアクセントクロスを貼り、4面に腰壁風壁紙を貼る

というシチュエーションで進めることにします。

 

②材料をそろえる

今回のシチュエーションで必要な材料は以下の通りです。

・アクセントクロス

Harokka:うさぎ(りんたろう様デザイン)71cm×280cm×6セット

※窓がある壁に貼る場合でも、柄が合わないなどのトラブルを避けるために面積分を用意しましょう。

・腰壁

RILM:木目柄ホワイトウッド サンゲツ:RE7694(2946)

高さ90cm×横幅400cmが2セット(実際の1辺長さ3640mm(364cm))
高さ90cm×横幅300cmが2セット(実際の1辺長さ2730mm(273cm))
※1面ずつ貼るので4セットに分けて発注します。自身で長さを測ってカットできる場合は1300cmを1セットで発注すれば多少コスト削減になります。

 

・トリムボーダー

Wall Stile: サンゲツRE6872・8284

高さ13cm×横幅2,000cm(壁幅合計1,274cm)

この会社は販売単位1,000cm(10m)からなので、2,000cm(20m)購入します。

 

 

必要な道具

・メジャー・・・壁の寸法を測ったり、壁紙貼り付け時にゆがまないよう印をつける

・ぞうきん・・・設置前に壁や床をきれいに拭き掃除する

・中性洗剤(台所洗剤か住居用清掃洗剤)・・・拭き掃除用の洗剤

・バケツ・・・拭き掃除時のぞうきん洗浄用

・マスキングテープ・・・壁紙を仮止めする

・鉛筆・・・腰壁やトリムを貼り付ける時の目印用

・養生用ビニールなど・・・家具などに壁紙ののりが付着するのを防ぐ
・マイナスドライバー・・・カドの壁紙をカットする筋目をつけたりコンセントプレートを外す場合に使用

・脚立・・・天井近くの貼り付け時に使用

・画鋲・・・壁紙の仮貼り時に剥がれ防止に使用

・壁紙用ジョイントコーク・・・貼った後の壁紙の剥がれ防止と補強

ここから以下はセット販売もされています。

・ヘラ・・・端の余った部分をカットするための筋目をつける

・地ヘラ・・・端の余った部分をカッターできれいにカットする際の支えにする

・撫でハケ・・・貼り付けながらしわを伸ばす

・ローラー・・・壁紙を貼り付けた後に中の空気を抜きつつ接着を促す

・カッター・・・壁紙をカットするする時に必要。すぐに切れ味が悪くなるのでなるべく新品の刃と替刃を用意する

 

 

③部屋の障害物をどかし、動かせないものにはシートをかぶせる

作業場所はスムーズに作業するために、あらかじめ1面の壁をあらわにします。

床もできれば壁から2m程度はなるべく物を置かずに作業場所を確保します。

この時に、壁床のホコリや汚れを水拭き→から拭きしてきれいにします。

(水分が残ると壁紙がうまく密着しないので、から拭きして水分を除きます。)

 

④コンセント・スイッチプレートを外す

コンセントやスイッチの外側のプレートは電気関係の資格が無くても簡単に取り外すことができます。

なるべく壁やプレート本体を傷つけないように、やさしくゆっくり外します。

(ホコリや汚れは乾いた布で拭き取りましょう。感電してしまいます!)

 

⑤壁紙を貼り付ける

Harokkaの壁紙はオリジナルデザインなので横幅が71cmとちょっと短めです。

(他のメーカーは大体横幅は90cmほどです。)

アクセントクロスを貼り付ける壁は横幅360cm、タテ高さ240cm。(一般的な6畳間の長さ)

横幅71cm×タテ高さ280cmの壁紙が6セット必要になります。

 

右か左の端から貼り始めます。

まずは壁紙を幅30~50cmくらいのアコーディオン状になるように畳みます。

(こうすることで持ったまま脚立に乗っても壁紙がかさばらずスムーズに持ち上げられます。)

天井と壁の境界から2~3cmほど余分を残し、その部分だけ裏紙をはがして仮貼りします。(仮貼りが剥がれないように1カ所画鋲で止めておくのも良いでしょう。)

※製品によっては端部に仮止め用の剥離紙が付いている場合があります。

その状態で壁紙がまっすぐ垂直になるように調整したら、上部から裏紙をはがしつつ上から軽く押さえます。

(まっすぐになっているか不安なら、横幅を2カ所ほどメジャーで測定して鉛筆でうすく印を付けておきましょう。)

その後、撫でハケを中央から外側にむかって撫でつけて空気を抜き、ローラーでしっかり密着させます。

 

⑥壁紙をカットする

余った部分の壁紙をきれいにカットします。

ヘラで壁と巾木、廻り縁の境界部分のカドに沿って筋目を付けます。

その後地ベラを添わせてカッターでカットしていきます。

賃貸の場合はここで下地の壁を傷つけないように、カッターの刃を浅めに数回滑らせるようにして切ると無難です。

うまく切れない時は、少し余裕をもってカットしてから刃を折ってゆっくりじっくりカットしていくと良いでしょう。

 

⑦模様が合うように調整して重ねて貼り、カットする

2枚目も1枚目と同様に作業しますが、柄物は模様がぴったり合うように調整しつつ貼っていきます。(Harokkaの壁紙は裏に貼り付ける順番が記されています。)

1枚目と同じように天井近くで仮貼り仮止めをして、前に貼ったものと模様が合うようにします。(後に貼る壁紙をめくって戻す動作を高速で繰り返すと、残像で柄が合っているか確認できます。)

柄がうまく合ったら重なる部分を画鋲で仮止めして、上部からゆっくりと裏紙をはがして軽く貼り付けていきます。貼ってはがせる壁紙は接着剤が乾くまでは何度でも貼り直しができるので、柄がずれたら一度大きく剥がして(カーテンをひるがえすように)合わせるようにします。

床まで貼り付けたら1枚目と同様に撫でヘラで空気を抜き、ローラーで貼り付ける前に重なった壁紙をカットします。

カットする場所は重なった部分です。柄が合っているので、どの部分でも地ヘラをあてがってカットすればぴったり模様が合うようなります。

刃を入れたあとは、2枚目の上側と1枚目の下側の余った部分を取り除くと、2枚の切り口がぴったりきれいに合わさるようになっています。

その後ローラーで空気抜きと接着を進め、ヘラと地ベラで上下をカットします。

 

⑧⑦を繰り返し貼り進めていきます。

注意したいのは、切り取った壁紙はすぐに邪魔にならないところにまとめるか袋に入れておくことです。

うっかり壁紙の接着面を踏んだりして、引っかかって転倒したりすることもありますので十分に気をつけください。

 

⑨面積が小さい場所、コンセント部分に貼るときは

窓の上下に壁紙を貼る時は、あらかじめ寸法を測ってから上下各数センチ余裕を持って切り取り(図の場合は45cmなので50cm)貼り付けます。

壁紙がコンセントにかぶる場合は、上にかぶせるように貼ってからカッターでコンセントと金属プレート部分を露出させてからローラーをかけ、土台プレートと表面プレートを取り付けます。

このとき、壁紙をカットしすぎないように注意します。(カット部分がプレートの外側にはみ出すため)

 

 

⑩最後の1枚も丁寧に切り取りましょう。

今回はアクセントクロスなので、1面すべてに貼り終えたらカドでタテにカットします。

撫でハケで空気を抜き、重なり部分をカット後にローラーで密着させるときに、カド部分もヘラで筋目を付けます。(ここで壁紙を続けて貼る場合は※1で解説)

この際に余分な部分を大まかにカットしても良いです。上下だけでなく横を含めた3辺がふさがると空気の逃げ場がなくなり、貼り付けがうまく行かなくなる恐れがあります。

筋目を付けたら上下にも筋目を付けましょう。

空気が抜けてほどよく密着し、3辺にヘラで筋目をきちんとつけたら地ベラで順次カットしていきます。

(巾木と廻り縁のカド部分は丁寧にカットしましょう。)

 

※1壁紙を続けて貼る場合

入隅部分(壁のカド部分)でヘラに筋目をつけたら、隣の壁にも撫でハケで空気抜きと仮貼りをします。

上下巾木と廻り縁の余っている部分の壁紙に、切り込みを入れます。

(切り込みを入れることにより、巾木と廻り縁の筋目入れがきれいになります。)

その後地ベラを使用しカットしていきます。

 

 

腰壁風壁紙の貼り付け方法

室内の腰壁は基本4面に貼りますが、多少高さがあり繋げて貼るとかさばるので、1面ごとにカットされたものを貼ります。

床や動かせない家具にはシートなどで養生し、作業のしやすさを重視しましょう。

 

①腰壁を貼る位置に印をつける

窓がある面の窓枠下部の位置を30cm~50cmくらいの間隔で4面に目立たないように鉛筆でうすく印をつけておきます。

※一般的な腰窓の床からの高さは90cmと言われており、今回使用する腰壁も高さ90cmではありますが、各住宅によって微妙に数mm~数cmほど長さにばらつきがあり、また巾木の分をカットするため、床から天井側にまっすぐそのまま貼り付けて終わりというわけにはいきません。

 

②腰壁風壁紙を貼り付けていく

片方のカドにすき間ができないように腰壁の端を合わせます。

鉛筆でつけた印に腰壁の上端を合わせながら、まっすぐになるように貼っていきます。

片手指で端を押さえながら、もう片手指で腰壁を張らせて貼るとうまく行きます。

上端を仮貼りしたら、全体を手で軽く撫でつけてから続きを貼っていくようにします。

 

③カドをカットする

1面の仮貼りが終わったら撫でハケで空気を抜き、ローラーでさらに空気を抜いて密着させます。その後ヘラで巾木との境界に沿って筋目を付け、地ヘラでカットしていきます。

 

④余裕があれば壁紙用コーキング剤で継ぎ目を補強する

腰壁用壁紙は接着面積が小さく横長なので、端からはがれやすくなります。

はがれたら補修用接着剤で再び貼り付けることも可能ですが、もし心配なら壁紙用コーキング剤のクリアタイプで継ぎ目を補強するとはがれを予防できます。

※壁紙用コーキング剤使用は賃貸での使用も可能ですが、退去時は原状回復が原則です。コーキングを使用する際は壁紙をはがした後にヘラなどでコーキング剤を除去することを考慮し、使用しないか一部のみの使用にとどめておいたほうが無難です。

 

 

トリムボーダーの貼り付け方法

今回のトリムボーダーは腰壁の上端に這わせて貼り付ける方法です。

①トリムを貼る位置を測って印を付ける

腰壁に沿って貼っていっても大丈夫ですが、ゆがみが不安な方は腰壁からトリムボーダー分の高さ(今回は13cm)を定規かメジャーで測って鉛筆でうすく印をつけていきましょう。

 

②腰壁と同じようにカドから貼っていく

 

4面すべてに印をつけたら、端から貼っていきます。

2m~3mくらい裏紙をはがして、腰壁と同様に、床と平行になるようにピンと張らせながら貼っていきます。

(窓などがあって途中でカットする場合でも、なるべく広げて平行を取りましょう。)

貼る位置が定まったら上から軽く押さえ、脱落防止にマスキングテープを貼っていきます。

 

③1面ずつ貼ったら空気を抜いてからカドに筋目をつける

トリムボーダーは腰壁よりも軽量なので、4面に連続して貼ってもカドの剥がれはそれほど心配しなくても大丈夫だと思われます。(もしカド部分のはがれが心配でしたら1面ごとにカットするのをおすすめします。)

1面の仮貼りができたら、撫でハケとローラーで空気を抜きつつ密着させてからヘラでカド部分に筋目をつけましょう。

1面ごとにカットする場合は、ここで地ヘラを使用しカットします。

この作業を残りの3面とも同じように貼り進めます。

トリムボーダーは軽量で扱いやすいですが、連続して貼っていく場合は足元のトリムの扱いに注意しましょう。

誤って踏んだり、また滑って転倒したりしないように、仮貼りするごとに未貼り付けのトリムを束にして移動させりようにしましょう。

 

④余裕があれば壁紙用コーキング剤で継ぎ目を補強する

腰壁風壁紙を取り付けた時と同様に、継ぎ目をコーキングするとはがれの心配がなくなります。

この場合もいつか原状回復する時のことを考え、下地を保護したい場合は使用を最小限にとどめておくようにしましょう。

 

これで今回の壁紙DIYは完成です。

 

今回は貼ってはがせる壁紙を全面に貼り付けてから腰壁・トリムボーダーを設置しましたが、壁紙をトリムボーダーまたは腰壁の部分でカットしておくと今後の貼り替えにも対応できます。

例えば娘さんが中学に進学したとき、かわいらしい壁紙からもう少し落ち着いた壁紙にしたいと要望があったときは、トリムボーダーと腰壁を残して壁紙の部分だけをはがして別の壁紙を貼り付けることができます。

トリムボーダーなどの境界でカッターでカットしても良いのですが、下地にキズが付く可能性があるので賃貸の場合は注意が必要です。

 

使用した壁紙はかわいいものを好む低学年女子のお部屋というイメージで選びましたが、クールなイメージ、シンプルなイメージ、書斎のようなイメージ・・・組み合わせは多種多様です。

 

 

余った壁紙はトリムにしたり小物に貼ったり

余った壁紙がちょっともったいないと感じたら、裏紙をもう一度貼り付けて接着剤の乾燥を防止しつつ、作業が終わったらちょっとしたリメイクに挑戦するのも良いでしょう。

余った壁紙の利用方法・タテにカットしたものはドアや窓のトリムに

・ノートや小物(写真立て、本棚、ブックスタンドなど)を装飾

・キッチンの扉に貼り付け

・写真のフチを飾ってコルクボードに

・・・などなど。

お子さんとワイワイおしゃべりしながら文房具や写真を飾ったりすると楽しい団らんの時間になりますね。

お子さん、ご家族と楽しく話し合いながら、貼ってはがせる壁紙で世界に一つだけのお部屋を作り出してみてはいかがでしょうか?

 

過去の壁紙イメージ記事はこちら



貼ってはがせるのなら何回でも貼り直しできるんでしょ?と思われるでしょう。

いくら貼り直しができるといえども、下準備を怠ると作業が思うように進まず、数時間で終わる作業も下手をすると次の日まで持ち越しなんてこともあります。

そんなことを防ぐためにも、グッズと手順を整えて万全の体制で壁紙DIYに臨みましょう。

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